益子、笠間の旅2022 – 2日目と3日目
益子に通ううちにお気に入りの場所ができました。
それは「道の駅ましこ」。
太田とわたしはここでいただける「肉味噌おにぎり」が好きで、今回の旅でも楽しみにしていました。
朝9時のオープンを待ち、おにぎり売り場に直行。
なんということでしょうか!「肉味噌おにぎり」は生産を中止されていました。
あんなに美味しいのに〜!それを楽しみに来たのに〜!
一番気の毒だったのは、肉味噌おにぎりが美味しいの!とわたしたちから散々聞かされていた山本さん…。
あとわたしのお気に入り「泉ベーカリー」さんの「全粒粉パン」これもありませんでした。がっくし。
10時オープンのもえぎ本店へ向かいましたが、定休日でした。わーん。
久保田健司さんの工房へ
久保田健司さんと連絡が取れ、工房へ向かいます。
山本の紹介を終え、ここでもしっかり仕入れさせていただきました。
Instagramでどんな作品を作っていらっしゃるのか知ることはできますが、やはり実物を拝見できるのが出張の醍醐味。
趣佳ではご紹介したことがない新しい色や柄も仕入れさせていただきました。
届くのが楽しみです!
ギャラリーをまわって笠間へ
帰り道にスターネットに寄り、近藤文さんの作品を拝見しました。
数日前までここで個展をされていたのです。行きたかったなぁ。
作品は少しだけ残っていました。どれもかわいくていい作家さんとお付き合いさせていただいてるなぁと山本と話しました。
今日のメインの場所である笠間へ移動します。
笠間に到着してまずギャラリー門さんへ。笠間で活動する作家のうつわがたくさん見れます。しかし…展示替え中でほとんど作品は並んでいませんでした。わーん。(2回目)
平岡仁さんの工房へ
リフォームが終わった平岡仁さんの工房兼ご自宅へ。
平岡さんは3月12日より個展がスタートします。→展示概要はこちら
Instagramでしか拝見できていなかった新しい作品もいろいろ見せていただけました。
刷毛目は個人的には酒器や薬味入れ、どら鉢などが好きです。
工房の棚の下の方に見たことある型がありましたが、なにか楽しみがあるのかも…とその場では聞かず。
次は近藤文さんの元へ移動しますが、その道すがらにあったレストラン大行という洋食、中華、和食、蕎麦・うどんとなんでも出してくれるところで昼食をとりました。
あとからレストラン大行に行きましたという話をすると「え!あのお店に入ったの?」「あるのは知ってるけど入ったことない!」と言われました。確かに「カラオケ」というノボリもあって少し怪しくはありましたが…ランチの場所を選んでいる余裕はなかったのです。(お蕎麦美味しかったですよ!)
近藤文さんの工房へ
近藤文さんの工房へ伺うのも何度目でしょうか。
今回の目的は最近取り組まれている薪窯を見せていただくこと。
小さくて焼却炉みたいなんです…とお聞きしていたのですが、確かに小さい。
「小さい方が難しいよと聞いていたんだけど、最初なので小さめでつくりました。だけどやってみて、その意味が身に染みてわかりました。これは実験窯として作ってみたので、次回はもう少し大きなものを作ろうかと。だけど何を薪窯でつくりたいのかを先に決めておかないといけないなぁということも実感していて、今いろいろ考えているところです。」
焼くのに手間も時間もお金もかかる薪窯。
それでもやってみたいという衝動は陶芸家なら誰しもあるのでしょうか。
今年の6月に個展を予定しています。その時にはどんな作品が届くのか、こちらもどうぞお楽しみに!
酒井敦志之 工房へ
酒井さんの工房も笠間に来るたびに寄らせていただいてます。
奥様のkinominoさんの用意してくださったお茶をいただき、なんと特別にさつまいもの丸いままの干し芋をいただきました。少し温めてくださっていて、これがとても美味しかった!kinominoさんが作られる焼き菓子もそえていただいて、ほっこりした気持ちに。
近況の報告などしあいながら話しているうちに写真を撮ることをすっかり忘れていました…無念。
酒井さんのところでもいろいろ仕入れさせていただきました。
しかし、その場面も写真を撮り忘れ…無念。(再び)
今回届いた作品は、近日中には店頭に並べられるのではと思っています。
日程が分かれば告知させていただきますので、チェックお願いいたします。
仕入れ以外にも発注もさせていただいていますので、時間がかかるかもしれませんがそれもまた届き次第、ご紹介させていただきますね。
さて、山本さんの帰る電車の時間が迫ってきました。
急いで最後の目的地へ。
keicondoさんの工房へ
keiさんともご無沙汰になっていました。
山本の紹介と常設用の作品の制作をお願いしました。
keiさんといえば、黄色が特徴的ですが、黒や白も増えていて外側が黒で内側が黄色のカップなど素敵でした。
そして、船串篤司さんの工房へ
keiさんと船串さんの工房はほぼ隣接しており、徒歩での移動です。
船串さんの工房へはいると土練機からにょきにょきと土がでてきて、作業台の上は段ボール箱や土の塊があって作品はほとんどありませんでした。
またお忙しい時期に来てしまった(汗
こちらでも山本の紹介と以後の展示の確認、常設作品の発注方法などを確認し、タイムリミット!
山本を友部駅に送り届けます。
その途中で1月に個展をしていただいた阿部慎太朗さんの工房へちらりとご挨拶。
次回の個展は2年後のお約束をしてきました。
山本の工房訪問はこれでコンプリート。
感想を聞くと「もう少しゆっくりおひとりおひとりと話したかった…」
…ですよね。だけど、また来ようねと見送りました。
太田とわたしはもう1泊。今回は笠間泊です。
実は笠間で宿泊するのは2回目。今までは水戸に移動して水戸にあるホテルを利用していました。
夜は美味しいごはんをいただいて、少し夜更かしして眠りにつきました。
3日目 帰奈
3日目はまわりきれなかったギャラリーや東京在住の作家さんに会いに行きたかったのですが、あちらこちらで「明日は大雪になるらしいよ」と聞いていたので早々にレンタカーを返却し、品川駅で昼ごはん用のシウマイ弁当を買い込み、新幹線から近鉄電車に乗り換え、自宅のある奈良に戻りました。
今回は本当に短い時間での訪問になったので、またゆっくり伺えたらなぁと思いました。
実は、山本に作家さんひとりひとりに「聞きたいこと」を考えてもらっていました。しかし、伝えることだけ伝えたらそんな質問する時間もなく…たくさんお会いできたけど、それでよかったのか…課題が残る出張になった気がします。
でも、心残りがあるから、また行けます。
お忙しい中、受け入れてくださった作家のみなさん、ありがとうございました!
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余談ですが、道の駅ましこでコーヒーをいただきました。
不思議なカップの形状。「従来品よりこぼれやすくなっております」という注意書きが^^;
よき思い出になりました◎