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(改装が完成した店内で事務作業するわたし)

 

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– 趣佳のはじまりのお話 4はこちらから

 

意外と長くなってしまったオープンまでのお話ですが、

振り返って読んでみるとなんか

「ええように書きすぎ」ている感が強いですかね…

汗まみれのオープン準備に変わりはないけど、

気になっているのは、その間に不義理をして

縁が切れてしまった方々。

お世話になって、なにかのときには恩返しをしたいなぁと

恩返しリストに名前がはいってる方々。

これを読んだ当時のわたしを知る人たちは

「ええように書くね〜」って

しらーーーーっとした目で見てるんじゃなかろうか。

そんな風にも思います。すいません、、、

そういう目があることも認識しつつ、

書き続けます。本日最終回です。

 

 

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さてさて…

展示会も決まり、部屋の改装も完成!

什器の搬入も完了!

作家さんたちは、短期間の中、いい作品をたくさん

送ってくださいました。

直接両手に作品抱えて、汗だくで階段をあがって

搬入に来られた方もいました。

(以後、必ず宅配で送られるようになりましたが…)

 

届いた作品をすぐに開梱できるしあわせな気持ちは

今も毎回続いています。

お店をやってよかったなーと思います。

でも「お客様優先」というルール。

納品された作品は、お客様が優先。

自分でほしいものを先に買わないという風に決めました。

うつわでもアクセサリーでも、玉木さんの作品でもそうです。

これは後々どんどんつらくなりますが、

それはお店なんだからしかたなし…とちょっと…後悔しています。笑

 

オープン前日。

紙袋、おつり、梱包資材、作家さんの納品書…などなど

oguさんと準備していきます。

Facebookでイベントページも作ってつながりのある人達を

招待したら、20名ぐらいの方が参加しますとしてくれてました。

それがどんなにうれしかったことか。

 

メリヤス会館401に部屋を借りたとき、

何人かの友人が様子をみに来てくれました。

だいたいの反応は

「え・・・こんなところでお店を?」

みんな口には出さないけど、そんな表情。

親しい人でなんでもいう友人からは

「まぁ、あんまり長くはないかもね…」と。

(すぐダメになるやろうの意です)

 

この頃になると、会社をやめて以降、

わたしが決めたことで誰かに相談して

好反応だった試しがないので

そんな風にいわれても、それほど落ち込みません 笑

 

まわりのマイナスの反応をみて、

それを問題として解決策を考えていく。

あ、伝われへんなぁ、

どうしたらぐっと来てもらえるかなぁ。

その繰り返しでした。

 

オープン前日の夜は、自宅でお米とそば茶を

袋につめる作業をしながら、

どれぐらいお客様がきてくださるか…

ぜんぜん来てくれなかったらどうしよう…

そういうことを考えていました。

ぜんぜん来てくれなかったらどうしようという不安は

未だにありますけど、オープン前日はやりきった感もあったので

来てくださった人と楽しもう!とある意味開き直って寝ました。

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(そば茶とお米3合はこんな仕上がりに。楽しかったなぁ。またやりたいです)

 

そして、当日。11時オープンの予定でしたが、

朝7時頃、メリヤス会館に到着しました。

お手伝いをしてくれるoguさんも9時すぎぐらいに到着。

気心をしった頼れる人がサポートしてくれることで

かなり安心でした。

 

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(4階でなにをやってるかわかるようにDMを貼り付け。
これを見て食堂やと思ってあがってきたお客さまもいらっしゃいました 笑)

 

11時前になったので、oguさんの旦那さん作の看板を

メリヤス会館の1階玄関に持っておりました。

降りている階段の途中で、高校の先輩が!

はやーーーい!

とりあえずは、お客様ゼロじゃなかった安堵感。笑

オープン日に一番乗りしてくださったお客様というのは

やっぱり思い出深いです。

 

それから後から後からお客様が上がってこられて、

中学時代の友達や、高校の先輩方、

社会人になってからの友達、

前職でつながりがあった人、

そば茶とDM配布に協力してくれた土山人さんのお客様、

メリヤス会館地下で営業していたstructさんから紹介していただいたお客様、

(structさんにもたいへんお世話になりました!)

オンラインショップを利用いただいていたお客様、

20代のときにお世話になった方、

SNSつながりで知り合った人たち、

作家さんや出展作家さんが呼んでくださったお客様などなど・・・

営業時間中は、oguさんにレジを任せて

わたしは来ていただいたお客様とたくさんお話もでき、

ありがたいことに初日は想像以上の大盛況で終わりました。

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(飯碗てあんまり作ってないんですけど〜と言いながら、出展いただいた池田優子さん。
朝から池田さんのファンだというお客様が数組駆けつけてこられて、その人気にびっくりしました)

 

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(今よりちょっと若くてちょっと?痩せてるわたし…)

 

この日にむけて準備してきたことが、

こんな風に実を結び、たくさんの優しい気持ちをいただく結果に。

今までオンラインショップでやってきたお客さまとの

「共感」のやりとりが、現実の目の前で起こることは

なんともいえない多幸感です。

お客さまのうれしそうな表情や声をダイレクトに感じられる。

実店舗という形をとって本当によかったと思いました。

 

そして、ここがスタート地点。

なんかゴールみたいでしたけど、スタートです。

 

しばらくは、一人での運営が続きましたので、

展示会の期間中しか営業しない、

休業が多い、まったりとした店でしたが

翌10月に玉木新雌さんでえらいこっちゃなことが起こります。

それをきっかけに、出産準備にはいったoguさんの代わりに

makiさんが働きにきてくれることになるんですけどね。

 

話し出すと止まらなくなってしまうので、

「趣佳のはじまりのお話。」としては、ここで終わります。

 

長々と読んでいただいて、ありがとうございました!

これを書くことで、メリヤス会館時代に来店いただいていた

お客様と久しぶりに交流もできて、それだけで

この話を書くことにしてよかったと思いました。

作家さんがつくるいい作品たちと、

お客様の喜んでくださる気持ちに支えられています。

 

2017年9月9日。明後日。

5周年を無事に迎えられることに感謝しつつ、

この先、10周年、15周年と続けていけるようにがんばっていきます。

これからも、みなさんの暮らしの楽しみを見つけるお手伝いが

少しでもできますように。(^人^)

 

ありがとうございました!

 

 

(写真は、2016年1月30日。メリヤス会館から移転してきた空堀商店街にある現在の店舗)

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このお話を書く上で、具体的に書かなかったことがあります。

・社内コンテンツとしてなぜ「ものづくりに特化した」分野の

WEBサイトを構築することにしたか

・メリヤス会館をえらんだ決め手は

あとから思えば、このふたつは大切な分岐点になりました。

 

「趣佳のはじまりのお話。」というならば、

とても大きなポイントですし、

わたしの考え方がよく現れているところなんですが、

なんだか上手に伝えられるように書けませんでした^^;

今は無理やり書かずに、

うまく言葉でまとめられるようになったときに、、、m(_ _)m

 

 

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