生木からつくるランプシェード

伐採して水分を含む「生木」の状態で加工される、中矢さんの作品。
加工中には樹液の水しぶきを浴びるほどの瑞々しさだそうです。
加工後、2週間〜1か月ほど乾燥させるときにはプチプチと音が聞こえてくることも。
木が生きていることを感じながら制作されている作品です。

乾燥後のゆがみやねじれは1点ずつ異なります。見る角度によっていろんな形にみえるランプシェード。
その生き物っぽさが食卓を生き生きとさせ、飽きることなくお使いいただけるのではという中矢さんの思いが込められています。

クスノキのランプシェード

富士山の麓、富士市の神社で伐採されたクスノキでつくられています。

ワイヤーブラシでこすってざらっと仕上げ、鉄媒染塗装。丸太の中心部分の色は濃く、周辺部分の色は薄く、濃淡のある作品となっています。
鉄媒染＋クリアオイル塗装です。

鉄媒染塗装について

・鉄分が溶け込んだ鉄媒染液(染物用の木酢酸鉄)を木に塗ると、木の中のタンニンと反応し、黒っぽく変色します。このように発色させる方法が「鉄媒染」です。
・樹種や生育環境、木の部位により、色味や濃さは異なり、一点一点違う発色をみせます。
・鉄媒染後、オイル塗装を施していますが、漆塗りほどの耐久性はございません。ご了承ください。
・オイルは食器にも使える安全なものを使用しています。
・オイル塗装のみの作品と同じく、特別なお手入れの必要はありません。

ご注意

出来る限り実物と同じ色合いになるように撮影を心がけておりますが、お客様のご使用のパソコン・液晶モニターの色調補正設定等により実物と異なって見える場合がございます。ご了承ください。