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奈良県にある雪駄メーカーと協業でうみだした、雪駄とサンダルを掛け合わせたモデル marso(マルソー)。 カーフレザーを全面に使い、ディティールにサンダルの要素を取り入れた新しい雪駄。 雪駄とサンダルの良さを合わせたハイブリッドな仕様のマルソーは奈良県にある雪駄ブランド「雪未踏」に依頼し作製されています。 分業体制が多いなか、雪未踏では社内一貫で作りあげています。
足に当たる「鼻緒(はなお)」は中心に芯材、その周囲を綿が囲み、長時間履き続けても痛くならない構造で、足あたりも非常に心地よくなっています。 鼻緒は職人により一つずつ丁寧に作られたものを採用。足入れ時には鼻緒を握り広げながらフィット感を調節。 鼻緒は独特構造をしており、手作業でなければ作ることが出来ず、非常に手間がかかる作業となっています。
鼻緒は雪駄ながら、アウトソールは10ミリ厚のシャークソール、底面ゲージはサンダルをイメージさせるシルエットに設計。 鼻緒を取り付ける「天」と呼ばれる部分(靴ではゲージとも言う)は、通常の雪駄では小判のような形をしているところ、blueoverで使用されているサンダルのゲージを使用しています。 天の中は低反発ウレタンを挟み込んだ設計となり、足を入れた時、「ふわり」としたフィッティングを生み出しています。 雪駄の履き心地とサンダルの佇まいを備えた雪駄サンダルです。
使用しているレザーは、タンナーが仕入れ先の検品基準、色ブレなどの理由から購入されずに倉庫に保管されているもので、品質的に問題ないものを採用。 その中でも高級靴などに採用されているカーフ(生後6か月以内の子牛の革、表面がきめ細やかで傷が少ない)を使用しています。
協業した雪駄メーカー丸宗は雪駄を販売し続け半世紀。 靴産業同様の課題が多くあるなか、日本の雪駄文化を継承するために社内に一貫した工房を作る「雪未踏」。 その取り組む姿勢、その理念に「blueover」が共感し、このコラボレーションが実現しました。 お互いの強みを生かした最高の履き心地の雪駄を目指しています。