切り干し大根と桜海老の塩炒め

切り干し大根といえば恐らく出汁で炊いた料理を思い浮かべるのではないでしょうか。この料理は、水で戻した切り干し大根をカリッカリになるまで桜海老と炒め、塩胡椒だけで味つけるという実にシンプルなものです。材料も日持ちのするものなのでいつでも作ることができます。

我が家の料理会では定番で、繊維質たっぷりで食べ飽きしない、罪悪感のない料理です。特に女性受けがいいような気がします。
難しいコツは特にありませんが、炒める前に切り干し大根の水気をよく絞ること、美味い塩を使うこと、そしてできれば鉄のフライパンで炒めるといいと思います。
余談ですけれど、生の大根を炒めるのもなかなか美味しいです。ベーコンと炒め合わせて仕上げにしょう油をかけて食べてみてください。

【材料】

切り干し大根 70g(分量に特に理由はありません。近所で手に入るものがこの量なので)
桜海老 13g(上に同じです。この程度あれば十分旨味が出ます)
油 大さじ1(フライパンの底にうっすり乗る程度)
塩 1g(いわゆる「ひとつまみ」で、親指、人差し指、中指の3本の指先でつかんだ量)
胡椒 香り付け程度に少々

 

【手順】

1)切り干し大根をたっぷりの水(分量外)で戻します。浸水時間は15分から20分です。つけ過ぎは良くないようです。戻ったらよく水を切ります。ざるに上げるだけではなく、何度かに分けて、両手でぎゅっと絞ります。ちなみに戻し汁にはいいダシが出ているので、煮物に使うのもありです。

2)フライパン(この量だと26cmが丁度です)を温め、油をひき、油が温まったら1切り干し大根をほぐしながら加えます。ほぐしておかないと、後でややこしいことになってしまいます。火加減は最後まで弱めの中火です。

3)お箸でほぐしながら10分ほど気長に炒め続けます。全体がパラパラになって、一部に焦げ目がつくくらいになったら桜海老を加え、桜海老が香る程度に炒めます。合わせて15分くらいかと思います。

4)仕上げに塩を加え、馴染ませます(仕上がりは140g程になりますので、極々薄めです)。お皿に盛り付けて、胡椒をふります。

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