夏冷え対策

今回は漢方・薬膳ライターの多田さんに、夏の冷え対策について記事を書いていただきました。わたし自身が夏冷えについて書こうと思ったのですが、やはり専門の方に書いていただくのが一番かと思い、ご縁をいただいた多田さんにご相談させていただいて、快く引き受けてくださいました。夏の養生についてわかりやすくまとめてくださっています。秋冬に不調を感じやすい方のご参考になれば幸いです。(店主)

 

夏冷え対策で、今から秋の不調を予防!

はじめまして。漢方・薬膳の情報を伝えるライターとして活動している多田と申します。

みなさんは暑い季節になると「体がだるい」「食欲がない」「お腹の調子が悪い」などの症状が出たことはありませんか?

もしかしたら冷房などによる体の冷えが原因で体調を崩しているのかもしれません。漢方には「冬病夏治」(とうびょうかち)という言葉があります。「体の冷えが原因で起こる冬の症状を夏の間に予防・治療する」という意味です。これからの時期に備えて毎日の過ごし方に注意しましょう。

 

冬に体調を崩しやすい人は夏の過ごし方が大切

東洋医学では、夏は、一年の間で一番「陽」の気が高まる季節と言われています。この時期に「陽」の気を体に補っておかないと冬に体調を崩すことが多くなります。冷房のある部屋に一日中いたり、冷たいものを食べたり飲んだりを続けていると体は冷えてしまいます。

漢方の古い書物によると「夏は天地の気が代わり、万物は茂り実る季節である。朝は早く起きて、昼の間は活発に行動し、夜は早く寝る。」と書かれています。

漢方には季節に応じた養生法があります。太陽の出ている間に行動することは健康にもつながります。体を冷やす行動はできるだけ避けるようにしましょう。

 

体の冷えを解消するためには

体が冷えやすい人は、体の内側と外側から補うことが大切です。普段から意識するだけで体は少しずつ温まっていきます。

 

・体の中から温める食材をとる。

薬膳には体を温める食材があると考えています。体の冷えを感じたときは、生姜・ネギ、みょうが、しそなどの薬味を食事の中にとりいれていきましょう。

・体の外から温める

冷房のある部屋で長い時間を過ごす方は、体の外から体を温めることが必要です。靴下・腹巻き・カーディガンなどは常備しておきましょう。

・体を冷やす夏野菜は控える

薬膳では、夏の野菜は体を冷やすと考えています。体の冷えが気になる方は、きゅうり・トマト・すいかなどのとり過ぎに注意しましょう。

・毎日お風呂につかって体を温める

体を温めるために39度から40度くらいのぬるめのお湯に入りましょう。お風呂に入れないときは、足浴もおすすめです。

・食べ物・飲み物の温度に気をつける

体の冷えが気になる方は、常温、または自分の体温より高いものをとるようにしましょう。お腹を冷やさないことが大切です。

 

毎日の過ごし方を少し変えるだけで体の調子を整えることができる

夏の過ごし方は、冬の過ごし方を大きく変えます。体の冷えを改善するためには「冷たいものは控える」「靴下・腹巻きなどで外から体を温める」などの習慣を身につけましょう。

 

 

趣佳的夏冷え対策おすすめアイテム

薄手でふんわり包み込むような履き心地。Salviaのくつ下。

夏に分厚い靴下は、逆にのぼせの原因にも。サルビアの靴下であれば薄地で、ゴムの締め付けもなく楽ちんに履いていただけます。

サルビア|ふんわりくつした まちばり

身体をあたためるといえば、ハラマキ。薄くてかさばりません。

オーガニックコットンハラマキは、体にフィットし、薄さにもこだわっていますので夏の洋服にも邪魔になりません。1枚おなかに巻いているだけで、胃腸が温まって調子を崩しにくくなりますよ。アップリケなしのボディのみもご用意。

オーガニックコットンハラマキ

 

1枚持っておくと便利な羽織りもの。IITOのカーディガン。

スーパーやカフェなど冷房が強くて寒く感じるときにはカーディガンがあると便利です。持ち歩きでバッグにいれてもしわくちゃになりません。着心地もバッチリです。

IITO|Vネックカーディガン

 

いかがだったでしょうか。夏に限らず、冷えは万病の元と言われます。普段から身体の冷えについては、暮らしの中でケアしていけるといいですね。

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