blueover、AROA

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– 目次 –

語りたくなるスニーカー(1)

語りたくなるスニーカー(2)

語りたくなるスニーカー(3)

語りたくなるスニーカー(4)

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原田

やえさんはなんで最初blueoverのスニーカー履いたんですか?きっかけは同じビルだったから?

 

岩金

そうそう。それが一番大きいですね。どういうことやってるのかなと思って伺って、いただきましたね。革のスニーカーって持ってなかったし、面白かったです。めっちゃ良かったですね。その時よく言われましたblueoverやんねって。笑
クラフトフェアとか言ってもよく言われましたね、作家さんたちにも。実際、お店に在店いただいた作家さんが地下で買い物してることもありました。
そう、メリヤス会館の4階の部屋に決めたのは、地下にストラクトさんがあるってわかったからなんです。

 

原田

うそぉ?!本当ですか?

 

岩金

そうなんですよ笑 同じビル内にSNS発信してるお店がちゃんとあるんだったら、なんとかやっていけるかもなーと思ってわりと甘い考えで決めちゃいました。
渡利さんは、初めて4階まできてくれた時ってジョギング姿やったんですよね。ジョギング中に上がってきてくれてね。

 

渡利

あの頃はblueover始めてお金もなくて、ストラクトに寝泊りしてましたね笑

 

原田

そーやったん?!…まぁ、独身だったしね。

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岩金

来年は10周年ということで、何か出すんですか?特別な何か

 

渡利

いや別に…節目になにか感じないタイプなんで 笑
(でも何かするかもしれません)

 

岩金

何か書いたりもされないですか?そのブログみたいなね

 

渡利

そのへん、ぜんぜん僕しないですねー

 

原田

さっきも言いましたけど、スーパースターが履いてるわけでもないシンプルなスニーカーが、なんだかんだ10年続けられてね。
大きな波がなく、ぼちぼちずーっと変わらず売れている、支持してもらってることで「こういうブランドがあってもいいんかな」って思えるようになってきましたね。

 

渡利

たんたんと同じ姿で続けていくのが、もしかしたら正解なのかも。

 

太田

お客様からはどのようなお声が多いですか?

 

原田

やっぱり日本製で探してきましたというお声が多いですね。日本製で探して選択肢がたくさんあるわけじゃないので。心のどこかでは、身近な場所を応援したい気持ちがあるんだなっていうのと、シンプルな靴探してましたって言う人は多いですね。

 

太田

購入される方は、下知識もった方が多いんですか?

 

原田

そうですね。大半は知っていただいていて、目的をもってご来店いただいてます。僕としてはめちゃくちゃやりやすいですよね。ある程度の期待と好意を持ってきていただいてるんで、ほんとに、ありがたいことですね。

 

渡利

ネットの記事ではキナリノさんで紹介されてるものを見てきていただいてる方も多いですね。
あとユーチューバーの方に取り上げていただいたりとか、タイアップとかしたことはないんですけど、定期的に投稿いただいてますね。

 

原田

Blueoverのマイキーはとくに「街歩き」に特化したスニーカーで、ソールは運動用のスニーカーと同じ素材を使ってはいるんですけど、硬さや形状は日常生活用にアレンジしています。運動用だと、衝撃を吸収するためにクッション性を高める必要がありますが、これは街で使用に適した反発性に仕上げています。疲れにくいと言われるのはそういうことなのかもしれません。
一枚の革でぐるっと作っているので、それぞれの足にフィットすると思います。ぜひ、育ててみてください。

 

渡利

設計でいえば、歩行に適した硬さにしていて、踵と爪先にかけての厚みとかも歩く用にしてありますし、爪先にある芯材が保形してくれるし、立ったときにきれいに見えたりとか。ただ、靴に関しては、足の甲をしめてフィットさせるっていうのが基本なんですね。ラストっていう木型に関してはタイト目につくっていて、履いて伸ばしていくっていう革靴の基本設計にしていたんですけど、それではキツイという声も出てきて

 

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原田

幅広甲高と思われているお客様が、実際はそんなこともないぞっていうこと多いんですよね。日本人=幅広甲高という先入観と、大きい方が売りやすいシューズメーカーの都合が原因だと思いますが、適正サイズで提案するとキツいと言われてしまう。

太田

僕が最初に買ったものもきついって印象でしたね。
でも、ずっと履いてたら慣れてきました。

 

原田

オンラインショップでサイズに関しての問い合わせは、多いです。そういう場合は、普段履いているサイズで注文してみてくださいとしか言えないですねぇ。お店ではサイズいろいろ履き比べていただいて、その人にとっての「ちょうどいい」を見つけてもらう作業が必要だと思ってます。

 

 

岩金

購入後のお手入れとかどうですかね?

 

原田

基本的にはスエード素材の革靴のお手入れでいいんですけど、スニーカーなんで気軽に行きましょうよって話したりもします。ちょっと使用感ある方がかっこよくないですか?

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岩金

たしかに。

 

原田

よく言われるのは防水スプレーなんですけど、それよりも栄養スプレーを僕はお勧めしてます。だいたい防水機能もはいってますが、雨の日はやっぱり専用のレインシューズ履かれた方がいいと思いますね。基本的には、スエード革のお手入れで大丈夫です。

あと履くときには、靴べらを使っていただくと脱ぎ履きしやすい以外に、踵に芯材はいってるので、それが壊れないようにするためにも靴べらを利用していただいた方がいいんですよね。ぐりぐりって履くと踵の芯材こわれちゃって、破れて出てくる可能性があって、そうすると履き心地も悪くなります、長く履いていただけたらうれしいですね。

 

岩金

ほんと、そうですね。スニーカーの見た目してますけど革靴ですもんね。
だからほかにない表情があって、育てる楽しみもある。

今日はたくさんお話しできて楽しかったです!
お時間いただいて、ありがとうございました。

 

渡利・原田

ありがとうございました!

 

 

 

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