語りたくなるスニーカー(3)- blueover+AROA

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岩金
これからちょっとブランドを見直していかれるっていうことで何か大きく変わりそうなことはあるんですか?
渡利
大きく変わる…ブランドの考え方に関してはこれと言ってないんですけど「伝え方」ですかね。サイト上での伝え方。でもなにをどう伝えていくのかは悩んでいて…
岩金
難しいですよね
渡利
僕としたらストラクトに来ていただいているお客さんと、ネット上で気に入ってくれるお客さんは別の性質だと思っていて、うちのサイトにくる意味を見いだしてもらえるような、物を買っておしまいじゃなくて、そこでなにかを得てほしくって、それがなんなのかっていうことは考え続けていて。
岩金
そうですねぇ。
岩金
革を使われてるのはやっぱり自分の足に馴染んでいくから、そういうこだわりをもってってことですか?
渡利
そうですね、僕自身は革の持つ「表情」が好きですね。あとは臭くなりにくい。スポーツサンダルとかEVAっていう素材が多いんですけど、あれ裸足で履いたら臭いがついちゃうんですよ。革のサンダルは汗吸い取ってもそんなに臭くならなくて、あんまり加工してない革だったらね。
原田
ただし、どんな靴でも毎日続けて履いてたら臭くなりますから気をつけてください(笑)
岩金
ま、そうですかねぇ笑
原田
蒸れそうとか言われるんですけど、革には自然な通気性備わってます。人によってぜんぜん革の育ち方が違うので、自分の1足になるのが面白いですね。革はその人が出る気がします。
渡利
AROAで今回リリースしたオイルレザーのモデルがあるのですが、あの革めちゃいいんですけど、じゃじゃ馬な革でね、革を見続けている人からしたら面白いと思うんですけど、ネットとか画像でみてる¥ユーザーは、むらがあったり、まだらがあったりして、なにこれってなったりね。でも、履いていくうちに、すごくよくなる革なんですよ。
岩金
へーーーーーー。
渡利
その辺が結構、オンラインショップで見ていただく方に対して課題かなぁと。
写真だけじゃなかなか伝わりにくくて。
岩金
靴って履いてみないとねってありますよね。
渡利
履いていくと艶感でたりして、よくなるんですよ。AROAの黒と茶色の革はすごくこだわって、オリジナルレザーになってるんです。…B品めちゃくちゃ積んでるんです。笑
(一同笑い)
岩金
なにかに使えたらいいですね笑
でも、それがお客様に受け入れられるようになったら一番いいんですかね。
渡利
たぶん1回履いていただけたら、認知いただけると思うんですけどねぇ笑
岩金
いろんなお店さんに出張に行かないと、全国に広がっていかないですよね。それで履いてみたいなっていう人で、地方の人でも近くのお店にあったら履きに行こうみたいなことができるかもしれないですよね。
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第3回はここまで。
どんなことでも「伝える」って難しいですね…。
4回目は最終回になります。
メンテナンスや大切に履き続けるコツなど。
どうぞ、お楽しみに。
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